松川修平展を見物するために、夜のジュウラン堂へ。
ここには、ほとんどの札幌アート系ブログが無視するギャラリースペース
「ギャラリー・アマトリア」がある。
今後とも札幌美術界隈の人々には、ぜひ無視し続けてもらいたいものである。
そのほうがアリカタミがあるというものである。
今回は松川修平氏の絵画が展示されている。
レトロスペース坂会館の坂館長が好みそうなエロス絵画が数点。
しかしながら、それらの絵画には表面的な過激さはあまりない。
ぶよぶよした己の肉の上に重くのしかかる精神の憂鬱をたたえたような画面。
それらの印象は、皮膚の深部にまで浸潤するアルカリのように、ある種の健全さからすれば予後の悪い影響を私に及ぼすのである。
どことなく畸形を思わせる言葉が、ミトコンドリアの尾を引きずりながら脳の深部へともぐりこみ
その陰鬱な暗闇の中でエロスを受精するような画境。
それらの作品は極私的な在りようで、配置されており
全体としては、しごく自然で
あたかも夢精のような構成として、私の眼には映る。
そして、それらの作品を照らすジュウラン堂の赤い灯。
なにもかもが心地よい、暗い、静かな、
・・・・しかし握ったままの手のひらの中はべっとりと汗で濡れている・・・・
そんな展示。

F/P
- 2007/06/02(土) 02:38:57|
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